ほしいものとそのまわり

物欲を中心として好きなものを整理しようブログ

写真趣味について

カメラ/写真趣味も4年ほどやってきて色々記憶が曖昧になっていることもあるのでまとめておきたくなり、8年ぶりぐらいでブログを書いていみた。
今回は写真趣味について。

先日公開したブログに記載のカメラたちを使っていくらかの写真活動を行っている。分類のしかたが微妙なものもあるがトピックごとにまとめた。

撮影

特に自分としてはカメラの機能性を極めたり機器を収集するのがメイン趣味という意識はないので撮影も大事な趣味の範疇である。
ほとんどフィルムでばかり撮っているけどデジタルは今も使っていて、仕事の帰りに撮りたいとか旅行に持っていくとかだとデジタルでいいかぁとなることは多い。
フィルムは複数台使っているものの、ほとんど35mmで年に数回中判を持ち出す。(ここに今年から大判が割り込んでくることになる)
撮るものは近所の景色から旅行先の風景や立派な建物などなんとなく気になったもの。ほとんど人物は撮らない。
趣味的に写真を撮るようになってもう四年ほど経って改めて自分の写真で重要なのは身の回りのなくなっていくものを書き留めることなんだろうと認識している。また他の人にいくらでも撮られているものについても「自分が」撮るというのが結構重要なんだなと感じている。

フィルム

フィルムを使っているのでその辺のことを。
子どもの頃はフィルムしかなかった世代なのだが写真趣味的なものを一切通ってこなかったため、10代においても写ルンですを数回使ったぐらいであった。(このへんがコンプレックスになっているところはある)なのでフィルムが安い時代とか現像がタダだった時代とかを体感していない。比較できる記憶がないのは良い場合もあるが。
改めてフィルムを使い始めたのは2020年で、OM-D用のレンズを買ってそれなりに多くの写真を撮るようになってからフィルムに興味を持つようになった。
というのも、OM-Dを使っていても、よくわからん機能が多く、「なぜこんな機能があるのか(必要なのか)?」というところへの疑問が尽きないので、おそらくそれはフィルム機時代からの何らかの不便さを乗り越えるために考案されたものに違いないと仮定して不便そうなカメラを買って使ってみようと意図したのが始まり。
もちろん最初はカラーネガ(SUPERIA PREMIUMとかだったと思う)から始めたのだが、フィルムの値段も上がってきた頃だったのでモノクロへ、さらなるコストダウンを企図して自家現像、長巻へと移っていった。
自分の場合、フィルムカメラを手にしたことが暗室や大判というさらなる写真趣味の深み(広み?)へと入り込むための入口として機能したことは疑いない。
これがなければ写真趣味を続けていたとしても中判や大判のフィルムの存在を知ることさえなく一生を終えていたか、もっと遅くに単に知識として知るにとどまったのではないかと思う。

暗室

2020年11月ににっ◯んカメラの企画で暗室ワークショップなるものを見つけ、フィルムを初めて半年ほど経って最終的にプリントするということを知ったり、そうでなくても暗室という秘密の小部屋に対するなんとなくの興味もあったのでちょっと行ってみようかなという気持ちで参加した。
結果3年経ったいま自分ひとりで暗室に入ってプリントする程度には継続しているし、プリントを自分でやってみたり他の人のプリントを見るということによって自分の写真の見方は深まったと思う。「好き/そうでもない」、「かっこいい/別に」ぐらいしか持っていなかった指標がいくらか増えた感じ。
ただ「これがいいプリントだ!(「いい写真だ」にも通じる)」みたいなのが全然わからん。せっかく覆い焼きとかのやり方も習ったのに「ここでこの部分に焼き込みを入れると吾輩のプリントが完成するのだ…!」みたいな気持ちにあまりならなくて、「とりあえずよろしい濃度に焼けたのでまあこれでいいか」的に済ましてしまうことがすごく多いので写真に対する感性(知識かもしれない)が足りないのかな、などと思っている。

写真展

2023年11月に写真展に出した。暗室教室のグループ展なので自分でなにか企画したわけでもなければテーマ設定もへったくれもない、ただ自分の気に入ったプリントを展示するよ!というもの。
四枚出したが前述の如く、感性鈍い系おじさんなのできれいに撮れた(焼けた)のはこれかなぁみたいな選定基準で出したので適切なフィードバックもクソもない。
ただ来てくれた人とお話できるのはよいよ。すごく。
「おれのは"作品"なんかじゃねぇんだ」とか言わずにみんなもやろうよ。

コミケ

初めてコミケというものに行ってみてぇと思ったのはいつのことだったか。初参加を果たした2023年のことだったか。もっと以前、コミケのために年末はなんとか休みたいと同僚が言うのを聞いた、十数年前だったかもしれない。
何にせよ2023年8月(C102)にコミケ初参戦を実行に移し、前々から気になっていたTL上の「新刊」たちを入手するプロセスを体験したのであった。
現時点で2回行ったのでそれなりに本も増えてきていてロクに感想も書かずにほったらかすのも良くないのでどっかで書いておきたい。
まだ割と希薄ではあるけどみんなのように本を出すっていうのもやってみたいという思いは持っている。

大判

以前からTwitter上で見るカメラ/写真の中で自分が最も興味を惹かれたというか「やるべきである」と感じられたのが大判カメラである。フィルムなんぞやりだしたからには自分で色々決めて調整して撮ってみるということをやりたいわけで、その延長上にあったのがこれという感じ。まあみんなが言うセリフだとは思うけど「自分の中では自然な流れ」というか。
幸い我がTL上にもそれなりに大判ユーザーはいらっしゃったのと、ネット上に記録を残している方がいるのと、2023年8月に行ったコミケ(C102)をきっかけに大判ユーザーの人たちとの交流が生まれたことで得られる情報が飛躍的に増大したため、自分でも運用可能と判断するに至った。
まだ始めたばかりで20枚程度しか撮っていないのと、人より感覚が鈍いのであまり感動しないので得られる画像についてはなんとも言えないところではあるが、機構的な面で「あーカメラってこういう仕組みなのね」と小さな発見を拾っている最中ではある。

 

以上。