ほしいものとそのまわり

物欲を中心として好きなものを整理しようブログ

写真趣味について

カメラ/写真趣味も4年ほどやってきて色々記憶が曖昧になっていることもあるのでまとめておきたくなり、8年ぶりぐらいでブログを書いていみた。
今回は写真趣味について。

先日公開したブログに記載のカメラたちを使っていくらかの写真活動を行っている。分類のしかたが微妙なものもあるがトピックごとにまとめた。

撮影

特に自分としてはカメラの機能性を極めたり機器を収集するのがメイン趣味という意識はないので撮影も大事な趣味の範疇である。
ほとんどフィルムでばかり撮っているけどデジタルは今も使っていて、仕事の帰りに撮りたいとか旅行に持っていくとかだとデジタルでいいかぁとなることは多い。
フィルムは複数台使っているものの、ほとんど35mmで年に数回中判を持ち出す。(ここに今年から大判が割り込んでくることになる)
撮るものは近所の景色から旅行先の風景や立派な建物などなんとなく気になったもの。ほとんど人物は撮らない。
趣味的に写真を撮るようになってもう四年ほど経って改めて自分の写真で重要なのは身の回りのなくなっていくものを書き留めることなんだろうと認識している。また他の人にいくらでも撮られているものについても「自分が」撮るというのが結構重要なんだなと感じている。

フィルム

フィルムを使っているのでその辺のことを。
子どもの頃はフィルムしかなかった世代なのだが写真趣味的なものを一切通ってこなかったため、10代においても写ルンですを数回使ったぐらいであった。(このへんがコンプレックスになっているところはある)なのでフィルムが安い時代とか現像がタダだった時代とかを体感していない。比較できる記憶がないのは良い場合もあるが。
改めてフィルムを使い始めたのは2020年で、OM-D用のレンズを買ってそれなりに多くの写真を撮るようになってからフィルムに興味を持つようになった。
というのも、OM-Dを使っていても、よくわからん機能が多く、「なぜこんな機能があるのか(必要なのか)?」というところへの疑問が尽きないので、おそらくそれはフィルム機時代からの何らかの不便さを乗り越えるために考案されたものに違いないと仮定して不便そうなカメラを買って使ってみようと意図したのが始まり。
もちろん最初はカラーネガ(SUPERIA PREMIUMとかだったと思う)から始めたのだが、フィルムの値段も上がってきた頃だったのでモノクロへ、さらなるコストダウンを企図して自家現像、長巻へと移っていった。
自分の場合、フィルムカメラを手にしたことが暗室や大判というさらなる写真趣味の深み(広み?)へと入り込むための入口として機能したことは疑いない。
これがなければ写真趣味を続けていたとしても中判や大判のフィルムの存在を知ることさえなく一生を終えていたか、もっと遅くに単に知識として知るにとどまったのではないかと思う。

暗室

2020年11月ににっ◯んカメラの企画で暗室ワークショップなるものを見つけ、フィルムを初めて半年ほど経って最終的にプリントするということを知ったり、そうでなくても暗室という秘密の小部屋に対するなんとなくの興味もあったのでちょっと行ってみようかなという気持ちで参加した。
結果3年経ったいま自分ひとりで暗室に入ってプリントする程度には継続しているし、プリントを自分でやってみたり他の人のプリントを見るということによって自分の写真の見方は深まったと思う。「好き/そうでもない」、「かっこいい/別に」ぐらいしか持っていなかった指標がいくらか増えた感じ。
ただ「これがいいプリントだ!(「いい写真だ」にも通じる)」みたいなのが全然わからん。せっかく覆い焼きとかのやり方も習ったのに「ここでこの部分に焼き込みを入れると吾輩のプリントが完成するのだ…!」みたいな気持ちにあまりならなくて、「とりあえずよろしい濃度に焼けたのでまあこれでいいか」的に済ましてしまうことがすごく多いので写真に対する感性(知識かもしれない)が足りないのかな、などと思っている。

写真展

2023年11月に写真展に出した。暗室教室のグループ展なので自分でなにか企画したわけでもなければテーマ設定もへったくれもない、ただ自分の気に入ったプリントを展示するよ!というもの。
四枚出したが前述の如く、感性鈍い系おじさんなのできれいに撮れた(焼けた)のはこれかなぁみたいな選定基準で出したので適切なフィードバックもクソもない。
ただ来てくれた人とお話できるのはよいよ。すごく。
「おれのは"作品"なんかじゃねぇんだ」とか言わずにみんなもやろうよ。

コミケ

初めてコミケというものに行ってみてぇと思ったのはいつのことだったか。初参加を果たした2023年のことだったか。もっと以前、コミケのために年末はなんとか休みたいと同僚が言うのを聞いた、十数年前だったかもしれない。
何にせよ2023年8月(C102)にコミケ初参戦を実行に移し、前々から気になっていたTL上の「新刊」たちを入手するプロセスを体験したのであった。
現時点で2回行ったのでそれなりに本も増えてきていてロクに感想も書かずにほったらかすのも良くないのでどっかで書いておきたい。
まだ割と希薄ではあるけどみんなのように本を出すっていうのもやってみたいという思いは持っている。

大判

以前からTwitter上で見るカメラ/写真の中で自分が最も興味を惹かれたというか「やるべきである」と感じられたのが大判カメラである。フィルムなんぞやりだしたからには自分で色々決めて調整して撮ってみるということをやりたいわけで、その延長上にあったのがこれという感じ。まあみんなが言うセリフだとは思うけど「自分の中では自然な流れ」というか。
幸い我がTL上にもそれなりに大判ユーザーはいらっしゃったのと、ネット上に記録を残している方がいるのと、2023年8月に行ったコミケ(C102)をきっかけに大判ユーザーの人たちとの交流が生まれたことで得られる情報が飛躍的に増大したため、自分でも運用可能と判断するに至った。
まだ始めたばかりで20枚程度しか撮っていないのと、人より感覚が鈍いのであまり感動しないので得られる画像についてはなんとも言えないところではあるが、機構的な面で「あーカメラってこういう仕組みなのね」と小さな発見を拾っている最中ではある。

 

以上。

使っているカメラについて

カメラ/写真趣味も4年ほどやってきて色々記憶が曖昧になっていることもあるのでまとめておきたくなり、8年ぶりぐらいでブログを書いていみた。
まずはカメラについて。

あまりカメラに詳しくないので印象の話や見た目の話が多い。
フィルムカメラは大判を除いてすべてがジャンクで構成されているのだがジャンク再生能力は高くないので動きそうなものを探して拾っている。最初は非常に軽い気持ちではじめたのでジャンクで良かったのだが最近結構ちゃんとやっているのでそろそろちゃんとしたカメラ買ってもいいよなあのお気持ち。

使っているカメラ

最低でも年に数回使っている一軍カメラたち。

入手時期:2019年10月
規格など:デジタル、マイクロフォーサーズ

オリンパス買収以前に買ったデジタルカメラ。今持っているデジカメはこれだけ。一応昔から欲しかったカメラでもある。
前に使ってたPENは背面液晶を見ながら撮るしかなかったので明るすぎると画面が見えなかったりしたのでファインダーがあるものがほしいなと思って買い替えた。
グリップ付きの最上位モデルは高かったのと、形状が受け入れ難かった。下のモデル(E-M10)のほうが新しかったのだがやはり形状が微妙だったのでこれにした。
最近はフィルムメインなのでフィルムのデュープで活躍することが多いが、荷物を増やしたくないときなどは旅行にも持っていく。飛行機乗るときはX線がどうたらと考えるのもめんどくさいのでこれ一択。
レンズは25mmと35mmのマクロが一本ずつとあと標準ズーム(25~46mm)と望遠ズーム(65~150mm)で、ほぼ25mmばかり使っている。
プロだって使ってるので当然ではあるがセンサーが小さいから画質がどうとかいうことは一度も気になったことがない。(まあ感覚も鈍いしな…)
また軽くてどこにも持っていけるのと、レンズが小さくて済むのでこれまたどこでも持って行けていい。

入手時期:2021年3月
規格など:フィルム、135

現在のメインカメラと言って差し支えない存在。秋葉原のニッ◯ンカメラのジャンク市で拾ったフィルム一眼レフ。3000円だったと思うけど2回修理に出しており各2万かかっているので完全勝利とは行かないものの、電池を入れれば即動き(入れなくても動くが)、買ったままの状態で一年近く使えたのでまあ良い。
出かける時は近所でもだいたいこれ一台は持って歩くので35mmについてはほとんどこれで撮っている。

  • Minolta A5

入手時期:2020年3月
規格など:フィルム、135

FEが修理中などのときに突然活躍するサブ機。レ◯ン社秋葉原店のジャンク箱で1000円で買った自分としては初めてのフィルムカメラレンジファインダージャンクのご他聞にもれずハーフミラーうっすうすなので基本的に昼間しか使えないけどだいたいで撮ればいいのだ。(ハーフミラーは掃除して車の窓用のフィルムを貼ったけど大きな改善はしなかった)
露出計なしのため電池不要というところが強み。レンズのコーティングも剥げてるので逆光とかでたまにヘンな写真が撮れて面白かったりする。
ネット上の情報がほぼないので最初はフィルムの巻き方もよく分からなくて心細かった。写ルンですで撮ったような室内写真とブレブレの近所の夜景が当時のフィルムに記録されている。

入手時期:2022年9月
規格など:フィルム、120

カメラ市で拾ったジャンク。1100円。二眼レフや中判に興味が出てきたころで、とりあえず撮ってみたいとか二眼レフってどういう仕組なの?といった気持ちで見てみたらなんか動きそうだなということでやすかったのもあり購入。
今までのジャンク生活の間になのか前の持主がそうしたのか、落としてフタのあたりが歪んでいることだけが問題点だったのでこの辺をペンチでぐにぐにして中を掃除して普通に動くようになった。
120フィルムを常々大量購入する財力がないので年に数回しか触らないけどちゃんと撮れている。シャッターが1/300までしかなく露出は結構難しいのだがまあなんとか。
年に数回しか撮らないのでなかなか操作に慣れなくて多重露光ミスは一本につき一回程度起こしている。
ちなみにこのカメラには前の持主が残していったフィルムが入っていたのでこれも現像してみたが、「カメラ買ったからとりあえず家族を撮ってみた」風な微笑ましい写真だった。いつか公開してみたい気もする。
サクラの赤外線フィルムで、年数も下手すると数十年経っている感じなのでなかなかに薄かったが撮れているといえば撮れている写真だった。(エッチなのや犯罪とかの写真でなくてよかった)

入手時期:2023年11月
規格など:フィルム4×5

大判をやると決めた2023年に購入したはじめての大判カメラ。しかも新品である。デッドストックとかゼロオーナーとかそういうまやかしではなくガチの新品が売っているのだ。(しかも年々改良もされている。)
大判カメラの各機能やその必要性について深く理解しているわけではないしこれしか持ってないので比較した結果ではないが、それなりに一通りの機能が備わっていて、なおかつ軽くコンパクトに作られているという印象を持っている。
素材はベニヤ板みたいなやつなので雨とかちょっと怖いしステータス感みたいなものはほぼないがその分気兼ねせずガンガン使える。自分の場合はレンズボードが嵌らんということで初日からカッターで削ったりした。

その他のカメラ

ほとんど使っていないものや壊れてる奴ら。

入手時期:2023年9月
規格など:フィルム、135

2023年秋の世界の中古カメラ市で購入したジャンク品。特に壊れるところがないので普通に写るはずだが形が可愛くて買ったみたいなところがあり、特に用事がないのでまだ使っていない。ファインダーがただの虫眼鏡なので目測でフォーカスを合わせる必要があり、露出計もクソもないので電池不要。どんな写真が撮れるかは楽しみであるがこいつを持ち出す理由も特にないのでほったらかし。そのうち使ってみる。

入手時期:2023年9月
規格など:フィルム、110

祖父が昔使っていた記憶があり、一台は手元に置いておきたいカメラ。OLYMPUS35とともにジャンクで購入。どうやらどこかで漏電?しているらしく電池を入れてもシャッターが開かなくなっており、ロモで買ったフィルムを一本無駄にしてくれた。内部が複雑過ぎて修理もできないので捨てるしかない。

  • Nikon FM

入手時期:2021年11月
規格など:フィルム、135

FEを買ったあとにカメラ市で見つけたジャンク。2100円だったと思う。データバックがついておりそれも気になって買ったもの。データバック動かしてみないと…。
シャッター不具合(半開き)が直らず、修理不可で帰ってきたのでこれももうどうしようもない。チェキ用に改造とかできるのかしら…?

過去のカメラ

今は持っていないもの

使用時期:2012年~2019年
規格など:デジタル、マイクロフォーサーズ

その頃勤めていた会社で機械の写真を撮ることが多く、なんとなく興味もあったので私物としてちゃんとしたカメラを買ってみたというもの。ほんとはOM-Dがほしかったんだけどちょっと高かったので3万程度で買えるこちらを購入。
所属しているうちは機械の写真や動画を撮影するのに大いに使用したものの、特に写真趣味を拡大しなかったためあまり当時の写真は残っていない。
車趣味をやっていたのでそれらの写真は多少ある。
OM-Dを購入後、まだ使えるので標準ズームをつけて人にあげた。

使用時期:不明
規格など:デジタル

上記PENを購入するきっかけの一つ。機械の写真を撮るために展示会の時とかに購入した気がするがあまり覚えていない。形だけは覚えていたので商品名が書けた。
使用期間は結構長く、スマホに取って代わられるまで使っていた。どこかの時点でSDカードもろとも借りパクされた。

 

以上。

使用感レポート@キーボード

  1月の話で恥ずかしいが、以下のキーボードを購入した。

欲がない - ほしいものとそのまわり

キーボード問題 選定篇 - ほしいものとそのまわり

 

 家で使っている省スペースモノではなく、テンキーのみ省略されたもの。

 ファンクションキーもテンキーとの間の便利ボタンも付いている。

 

 結論から言おう。中途半端であると。

 

 決してカスではない。

 

 が、前述の省略モノでは我慢出来たテンキーがこの規模になってくると我慢できないということがわかった。

 左側にテンキーを置く配置を想定してこのキーボードを選定したのだが、未だテンキーの選定が終わっていないため置くことができず、左テンキーフォーメーションの成否が判断できないという状況。

 

 また、今回は多少ケチったのと他のメーカーのものを試したいという気持ちからFILCO製を選択しなかった。もちろんキースイッチはCherryなので大した差は無いはずということで。

 結果その辺りも多少裏目に出ている。

 

 まあ左手で数字入力するというのは数字入力の多い仕事を一回でもやればおそらく慣れるので左テンキーフォーメーションに大した粗漏はなかろう。

 

 キータッチに関して。多少FILCO製との差を感じている。どうもグラグラする感じ。キーボード自体の堅牢性とかに違いがあったりキートップの取り付け部分が多少ゆるかったりするんだろうか。

 それ以外、全体的にはメカニカルキーボードとしての気持ちよさを満たしている。

 

 うん。文句は無い、少ししか。

 

 このキーボード、まあ当然のようにUSB接続でケーブルも付属している。

 また、ケーブルを横に這わせる為のミゾが裏側に付いていて、キーボードの左右または中央からケーブルを出すことができる。

 地味に便利。

 

 で、前回買った家用の小さいキーボードに合わせる感じで今回も英語配列にしてみたわけだがこれが多分いちばん失敗。

 enterと間違えてカギカッコ打ってしまったりスラッシュが出てくれなかったり。

 スラッシュ出てくれない問題は、PCの方でちゃんと設定してあげないとダメみたいだが意外に根が深くて、ノートに接続して使うことが多いのでノートの方でそのへんの設定ができない様になっている模様。もう一回調べ直してはみるが。

 結果、スラッシュと数字を入力するときだけPCのキーボードに手をのばすという非常にダサいオペレーションになっている。

 やはりイキった代償はでかい。

 

 以上を読み返して見た感想。

 モノの良し悪しではなく完全に戦略不足とそれに起因する選定ミス。

 

 決して無駄では無いが、余裕の無い時にやることではない。

 自分の人生を象徴しているようで軽く凹む。

 

 というわけでキーボード問題はほぼ完結したので次に物欲が芽生えるまでは好きな言葉シリーズでもやもやしましょうか。

キーボード問題 家パソ篇

 遊び歩いているうちに年を越すどころか1月が終わってしまう。。

 

 まずは12月に広げた風呂敷を納めていこうと思う。 

 

 家で使ってるパソコンはもらいもんなのだがデスクトップのでかいやつ。

 机は普通の勉強机なのでパソコンを置く事を考えて作られていない為、スペースに限りがある。その上パソコンのスピーカー&アンプを兼ね備えた古いコンポまで載せてるので狭い狭い。

 以上の理由からキーボード、マウス、及びそれらを運用するためのスペースが無い。というわけで導入したのがこれ。

 と、これ。

ELECOM Bluetooth4.0マウス BlueLED 5ボタン ブルー M-BT11BBBU

ELECOM Bluetooth4.0マウス BlueLED 5ボタン ブルー M-BT11BBBU

 

  場所がないので線を取り回す余裕がなく、当初は結構頻繁に筐体を開けたりする状態だったので後ろにいろんな線が渦巻いてる状況では作業ができん!ということで出来るだけ無線化してやろうという事でBluetoothにこだわって探した。

 

 Bluetoothならなんでもいいやと思って探したらほぼ一択でした。FILCOのキーボードは前にも仕事で使ってたりしたのである程度まともなことがわかっていた。むしろこんな超有名メーカーでこんなにいっぱい作ってたことに驚いた。ナメてましたすんません。

 

選定基準は以下の4点。

 ①小さいこと。省略できるものは全て省略して構わない。

 ②Bluetoothであること。

 ③単3電池駆動。

 ④黒軸

 

 小さいです。

 フルキーボードから比べるとテンキーはもちろん、テンキーとの間にある便利ボタンもファンクションキーも省略されている。

 ファンクションキーは「Fn」+数字で代替する。変換でF8~10多用する私としてはこれが結構めんどい。が、場所の為に我慢する。いやむしろ買う前は気づいてない。ページダウンとかは正直使い方分からない。使ったこと無い。カーソルはちっちゃくなって右下にいらっしゃる。

 問題はDelete。文書入力時はBSもDeleteも両方使うのでDelete無しは困る。日本語キーボードの写真ではDeleteさんが見当たらない。

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 これはいかん。いかんではないか。どうするんだ。ということで英語配列のキーボードを見てみる。

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 あった。

 じゃこれにしとこう。

 ということで選んだのだが、これは早とちりというか勘違いというか。

 二枚目の画像の下半分を見ればわかる人はわかると思うのだが実はいくつかのキーが交換可能(信号的に)。背面にあるディップスイッチを操作することでキーの意味を入れ替えることができるという仕組み。まあ当たり前っちゃ当たり前ですよね。

 MacLinuxの人は色々違うらしいしそういう意味でこういう仕組みがついてるキーボードは結構あるらしい。

 これが日本語配列でも同じようになっていて、ShiftとDeleteが切替できるという仕様。

 これ先に理解してたら英語配列なんていちびったやつ買ってないね。絶対。

 

 こいつはなかなか気持ちが良くて、前述のファンクション問題以外はチョー快適で場所も取らなくて優秀。bluetoothなのでなんならベッドの上からでも入力できるというズボラ仕様まで満たしている。もちろん画面が見えればの話ではあるが。このまま画面も無線にできたらいいのに。

 そのうちそうなるんでしょうね。

 

 話が逸れた。とにかくタイピングの気持ちよさを犠牲にせずに小さいキーボードが結構ありますという話でほかにもほぼ同仕様でこんなのが。

センチュリー BLACK PAWN CHERRY黒軸キーボード CK-67CMB-BKJP1

センチュリー BLACK PAWN CHERRY黒軸キーボード CK-67CMB-BKJP1

 

  部屋が暗かったり、外に持って出て自分専用のキーボードを使う場合にカッコつけたいなどの用途では”光る!”と言うのはなかなかのアドバンテージではないかと。ゲーミングキーボードてやつにもキーボード光るやつは多い。それなりの需要が有るということでしょうか。ただしその種のキーボードさん達は有線なので、無線の場合電池の減りが云々…と言う人はもちろん使わんでよろしい。

 私は今頃になって、こっちにしといたらよかった、というかそのうちこれ買ったろうか…などと考えている。

 パソコンはそんなに無いが。

キーボード問題 選定篇

 

 キーボードが欲しいよ―という話を以前書いたが、あの時はアイテムの話はほぼせずにヒューマン作業インターフェイス論をぶちかましてしまったので今回はなぜこのアイテムを選んだのかという過程を文章化してみることにする。

欲がない - ほしいものとそのまわり

  私にとって重要な特徴は以下の5点。

  1. メカニカル
  2. 黒軸
  3. テンキー無し
  4. テンキー以外は付いてる
  5. 有線

 以下、番号に沿って順に説明する。

1、2

 まずメカニカルであること及び黒軸であること。要約しちゃうと打ち心地が気持ちいいことに尽きる。

 詳しくは打ち心地が気持ちよくて比較的音が静かであること、というのがキーボードに求める条件。

 で、Cherry MXとかいうキーボード用スイッチ市場をなぜか独占するブランドの一般的(?)な4種類の中で自分に合った物が黒軸。緑軸とかクリア軸(?)とかは考えません。

  

 私はクリック感、打鍵音が不要なひとなので選定基準は2つ。キーの重さと音、である。具体的にはキーの押下圧がある程度あることと、ガチャガチャうるさい音がしないこと。そういえば前に勤めてた会社にキーボードのうるささで今日の機嫌を表現する人居たなぁ。恥ずかしい大人。

  • 赤軸 軽すぎる。
  • 茶軸 うるさい。
  • 青軸 うるさい。

 というわけで最初から黒軸一択。実際に使い始めてからはもう本当に黒軸一択。

 つぎ。

3,4

 テンキー無し、テンキー以外は付いてること。実はこれが本日の本題です。

 テンキーって邪魔じゃないですか?

 いや、正確にはテンキーの場所って変えられた方が良くないですか?

 今回は会社で使う用と考えての選定なので場所がないという問題ではなく、キーボードとマウスの位置関係と手を動かす距離の問題。また普段黙っている左手の活躍についての諸問題も含む。

 端的に言うとテンキーを右側に固定したのは誰だっていう話です。

 テンキーが右側に固定されているがためにマウスに右手を持っていくのが遠くなる。あんまり使わないこんな奴のためにこのスペースを固定しとくのは勿体無い。テンキーだけ外れて左側とかに移動してくれたっていいのに。という願望がある。

 但しテンキーそのものが全くなくなってしまうことは仕事用キーボードとしては望まない。どこかに居ては欲しいけどその場所はやめてくれと。

 それと、世の中には過激な人も居るもので、テンキーは愚かテンキーとエンターキーの間の諸キーも取っ払ってついでにファンクションキー群も取っ払っちまった!というものも存在し、実際これは家のパソコンに使用しているのだが、これは机が狭くてマウス動かす場所が極端に狭くなってしまうから採用したのであって、存分にスペースがある状態でこんな酔狂なものを使う道理はない。ファンクションキーが無い代わりに「Fn」キーと数字キーを同時押しするなんてめんどくさい事を仕事中にしたくない。

 あと有線なのはスペース的な問題が無いことと無線の電池管理が嫌なこと、それにしばらくほっとくと通信切れたりするのも極力無いほうが良いから。

 

 というわけでテンキーだけをキレイに切り取り去った上記のモデルが結構ではないかという結論に達する。

 

 但しテンキー問題はマウスを左手持ちに変えるという解決法も存在し、知人が実際にやっているし何ならその奥さんもそうしている。私にはできませんが慣れればネトゲで不都合ないぐらいにリハビリできるらしい。その人の場合はテンキーを割と常用する為に右手でないと困るという問題と右手でペンを持ちたいという要求から出てきた結論ということなのだが私は多分マウスよりもテンキーのほうが左手使いがやりやすいのではないかという考えのもと、この手法の採用は見送った。

 

 以上、なんとなく収拾がつかなくなってきたのでこのへんで一旦終わることにする。この問題は根深く、家用で使ってる更に小さい奴の話もしたいし、肝心の別付けテンキー選びも難航を極めているのでまた近いうちに機会を設けたい。

新ジャンル投入。

前置き

 最近カネないので新しいものを全然買えない。

 物が買えないとブログも書き様がない。書き様がないではしょうがないし無くてもひねり出すのが大人だと思うので書こうと思う。

 というより全然書いてない間も微妙に数名の方が見てくださっている様だし、この前再開したら新しく読者になってくれた人もいる。

 書いてない間は他の人のブログも全然チェックしていなかったのでここ数日でいっぱい読んだ。いきなりスターいっぱい付けてごめんなさい。自分がやられたらたぶん気持ち悪いと思うので謝ります(笑)

 という感じで人の文に触れたりして書きたい気持ちが出てきたので無理やり書くようにする。

 

 で、よく考えたらタイトル変えて色々他のことも書ける様にしたんだと気づいたので新ジャンル投入することにした。

 ありきたりでつまんないけど「好きな言葉」にしようと思う。

 カネはかからないしある程度普段から意識していることなのでネタに困らないと思うしストックもある。

 あと、最近出会った人で、好きな言葉を延々と列挙してくる人が居て、と言っても意味ではなく語感のことで共感できなければそれで終わりな会話ではあったが。その人に刺激を受けて言葉をもう一回見つめなおそうみたいな機運が高まっている。

 でもこればっかりになると心病んでる臭がすごくなって読みたいブログではなくなると思うのでほどほどにします。

 

 で、一発目は何にしようか風呂に入って悩んだけど頭洗うのに頭からシャワー浴びたら飛んでいってしまったので今から選び直し。

 

記念すべき一発目

 というわけで五分ほど考えて、一発目は夏目漱石の小説「吾輩は猫である」からのこの一文。

 

天下に何が面白いと云って、未だ食わざるものを食い、未だ見ざるものを見るほどの愉快はない。

 

 もうすごく当たり前過ぎて馬鹿かと思われるかもしれないけどこんなことを飼い主の家周辺しか知らない猫に言わせる辺りがステキ。そして漱石自身胃弱で気むずかしい人だったみたいなイメージを打ち破る名言だと思う。ほんとは楽しい人だったんだと思える。数年前にNHKがやってた「坂の上の雲」に出てきた漱石は若かったからか割と活発な設定になってたけどあれが実情に近いんじゃないかと思う。個人的には。

 小説家でもない私の勝手な意見だがこんな言葉、小説のキャラクターだからといってなかなか言わせられないと思う。しかも猫とは言え主人公であり、「吾輩は猫である」なんて読んでみればわかるが小説というより日記みたいで、そういう意味では著者の普段の考えが割とストレートに出てるんじゃないかと思う。

 

 漱石論をやるつもりじゃなかったんです。

 

 私は基本的に「真実だ」と思える言葉を収集している。今まで気づかなかったけど世の中よーく見たらこうだろみたいな言葉に救われる。

 ので、この一文が好きな理由もまず真実だと思うから。

 そしてこの言葉によって自分のやっていることが是とされた感覚があったから。

 人を励ます言葉だと思う。言い過ぎか。

 特に何もできない、歴史に名を残すような人ではなくても旨いもの食って珍しいもん新しいもんに触れてたら人生楽しくやっていけるんじゃないの?というメッセージを受け取った。勝手に。

 と言うよりこの文それ自身が楽しい。

 生きるってこういうことだ。

 そして働くってこういうことを人にもたらす為にやることで、だから自分も生きる許可をもらえる=お金もらえる。

 

 ちいと考えすぎてめんどくさい気がするな。

 

 「吾輩は猫である」は長いし全編楽しいわけではなくて正直全部読むのはだるいです。小学校の頃私は2回挫折しました。知らないおじさんの日記を読まされてる気分になるのでぼーっと何も考えずに文字を追ってて苦痛でない人や当時の雰囲気とかに興味がある人以外は最後まで読めないと思います。

 面白いところだけピックアップした「吾輩は猫であるLite」みたいのがあればもっとみんな読むと思う。あるかもしれないが。すでに読み終えた私にそんなものを探す気力はない。

 

 漱石の著作にはこういうリズムが良くて尚且つ言い得て妙な文がけっこう多いので今後も何度か登場するだろうと思います。

 

 ちなみに単体をKindleで読むならゼロ円です(笑)

吾輩は猫である

吾輩は猫である

 

  

 もともとゼロ円の青空文庫の寄せ集めでカネ取られるのはシャクかもしれないけど200円で全集的なものも手に入る。

漱石大全

漱石大全

 

 

復帰

 長いことほったらかしてしまった。

 いつもチェックしている人のブログで小説企画があり、それに参加しようとちょびちょび書いているうちに書けなくなり、書けなくなると普通のブログを書く頭にもなれず締め切りを迎える。

 そこで気を取り直して普通のブログを書けばよかったのだが一旦自分の才能を否定するモードになってしまうと修復に時間がかかる。今回は間に仕事上で海外出張などもあり割と動いていたのでブログを書かずとも心が満たされていたというのも理由の一つ。但し海外出張を挟んだ為に気持ちの切替ができ、本日の復帰につながったのもまた事実。

 

 その海外出張の前に購入したものが本日のお題。

  また文具ネタですね。金欠にはちょうどいいんです。

  用途としてはただの蛍光マーカーです。太/細両サイドになってるわけでもなく片側からしか使えない、本当にただの蛍光マーカー。

 但し素材がフェルトにインクを染み込ませる式ではなく、クレヨン。筒の中にクレヨンが一本入っててそれを紙にこすりつけて色を付ける。

 ペンのお尻側にはなにやらキャップの様なものが有るがこのペンは片側しか使わないので当然外れません。

 中身がクレヨンなので身が減る。減る身をなかから繰り出すのがこのお尻側のギザギザの役目。ギザギザを回せば先からクレヨンがゆっくり出てくるという仕組みになっている。

 

 そんなことはどうでもいい。使ってみれば一瞬でわかることなので。

 とにかくこのペンのいいところは書き心地。

 きもちいい!!

 このブログではほぼすべてのものに対してこう言ってるような気がするがあえて言おう。

 きもちいい!!

 

 私がこのペンに出会ったのはドコモショップ

 いつものようにイライラしながらドコモショップに行き、確かあれは機種変更した時だったか。とにかくドコモショップのお姉さんが色々説明してくれるのをお姉さんに見とれながら聞くふりをしていた。

 ドコモのお姉さんは胸ポケットに数本のペンを装備していたが、そのうちの一本をラインを引く時によく使っていた。

 よく見ると太めでややかすれた様な独特の筆跡を音もなく残していく。そのかすれた線がなんとも言えず、お姉さんの説明は愚か肝心のお姉さんの顔さえも無視してその線に見とれていた。

 恥ずかしいので、というよりナンパと思われるのもシャクなので、というより…というようないろんな事が脳内を駆け巡り、いつもの様に「そのペンどこで売ってるんですか?」の一言が出ずに試合終了。帰宅。

 

 その後ハンズで探したりロフトで探したり地元の文房具屋さんで探したり。

 全然見つからない…やっぱり聞いたらよかった。

 それはそもそもなぜかこのペンをノック式と記憶していたためで、ペンの特徴をネットで探してみたら一発で出てきたのでした。

 そして近所の文房具屋さんに行ってみたら普通に売ってるという結末。

 

 で、実際に手に入れて書いてみた時に一発目に声に出たのが前出の一言。

 きもちいい!!

でした。

 

 紙の上を滑っていくような、むしろ滑らさないとペンの身が潰れてしまいそうな、不思議な感覚。「テキストサーファー」とはよく言ったもんだ。書き手の力加減次第で太くも細くもなるその線はさながらノースショアのサーファーが波の上に残していく跡の様…

 

 いや、言い過ぎたな。サーフィンしないし。

 

 何せロウソクで石に落書きをするような不思議な滑り感がとにかく気持ちいいのです。ていうかクレヨンて蝋で固めてるんじゃなかったか?そもそもこれほんとにクレヨンなのか?

 

 種々の疑問が残るところではあるが、使ってみないとこの感覚を体験することもかなわない。

 気になった方は是非。