長いことほったらかしてしまった。
いつもチェックしている人のブログで小説企画があり、それに参加しようとちょびちょび書いているうちに書けなくなり、書けなくなると普通のブログを書く頭にもなれず締め切りを迎える。
そこで気を取り直して普通のブログを書けばよかったのだが一旦自分の才能を否定するモードになってしまうと修復に時間がかかる。今回は間に仕事上で海外出張などもあり割と動いていたのでブログを書かずとも心が満たされていたというのも理由の一つ。但し海外出張を挟んだ為に気持ちの切替ができ、本日の復帰につながったのもまた事実。
その海外出張の前に購入したものが本日のお題。
また文具ネタですね。金欠にはちょうどいいんです。
用途としてはただの蛍光マーカーです。太/細両サイドになってるわけでもなく片側からしか使えない、本当にただの蛍光マーカー。
但し素材がフェルトにインクを染み込ませる式ではなく、クレヨン。筒の中にクレヨンが一本入っててそれを紙にこすりつけて色を付ける。
ペンのお尻側にはなにやらキャップの様なものが有るがこのペンは片側しか使わないので当然外れません。
中身がクレヨンなので身が減る。減る身をなかから繰り出すのがこのお尻側のギザギザの役目。ギザギザを回せば先からクレヨンがゆっくり出てくるという仕組みになっている。
そんなことはどうでもいい。使ってみれば一瞬でわかることなので。
とにかくこのペンのいいところは書き心地。
きもちいい!!
このブログではほぼすべてのものに対してこう言ってるような気がするがあえて言おう。
きもちいい!!
私がこのペンに出会ったのはドコモショップ。
いつものようにイライラしながらドコモショップに行き、確かあれは機種変更した時だったか。とにかくドコモショップのお姉さんが色々説明してくれるのをお姉さんに見とれながら聞くふりをしていた。
ドコモのお姉さんは胸ポケットに数本のペンを装備していたが、そのうちの一本をラインを引く時によく使っていた。
よく見ると太めでややかすれた様な独特の筆跡を音もなく残していく。そのかすれた線がなんとも言えず、お姉さんの説明は愚か肝心のお姉さんの顔さえも無視してその線に見とれていた。
恥ずかしいので、というよりナンパと思われるのもシャクなので、というより…というようないろんな事が脳内を駆け巡り、いつもの様に「そのペンどこで売ってるんですか?」の一言が出ずに試合終了。帰宅。
その後ハンズで探したりロフトで探したり地元の文房具屋さんで探したり。
全然見つからない…やっぱり聞いたらよかった。
それはそもそもなぜかこのペンをノック式と記憶していたためで、ペンの特徴をネットで探してみたら一発で出てきたのでした。
そして近所の文房具屋さんに行ってみたら普通に売ってるという結末。
で、実際に手に入れて書いてみた時に一発目に声に出たのが前出の一言。
きもちいい!!
でした。
紙の上を滑っていくような、むしろ滑らさないとペンの身が潰れてしまいそうな、不思議な感覚。「テキストサーファー」とはよく言ったもんだ。書き手の力加減次第で太くも細くもなるその線はさながらノースショアのサーファーが波の上に残していく跡の様…
いや、言い過ぎたな。サーフィンしないし。
何せロウソクで石に落書きをするような不思議な滑り感がとにかく気持ちいいのです。ていうかクレヨンて蝋で固めてるんじゃなかったか?そもそもこれほんとにクレヨンなのか?
種々の疑問が残るところではあるが、使ってみないとこの感覚を体験することもかなわない。
気になった方は是非。